『富士山のおなかの火口を見に行こう!』

実施日 平成17年9月11日(日)
場所 富士山
担当 難波

『冨士山』って良いですよネ!
富士宮口五合目レストハウス前集合(10時40分)→ 6合目経由で宝永火口までゆっくり歩く(昼食)→ ガラン沢コースへ下り、分岐を宝永遊歩道に入る→ 五合目に戻る(14時) * 9月 森林浴療法のポイント* 景色の変化や歩く道の変化を楽しみながらの散策。 空気の薄い体験は初めて?歩くと息が簡単に切れてしまいます。 ザラザラした砂礫やゴツゴツした岩の道を歩きましょう! 晴れていれば富士山頂がすぐ目の前!それを見ながら6合目まで上ります。 雲海荘からは平坦で、火口の縁へ来て初めて大きな火口の景色が広がります。 宝永火口に下りることができます。宝永火口から下り、分岐を宝永遊歩道へ入り、 樹林帯の中を歩きます。亜高山に広がる針葉樹林独特の香りが漂い、 ミヤマハンノキなど木々の香りを楽しむ散策が楽しめます(^^)
『富士山憲章』
富士山は、その雄大さ、気高さにより、古くから人々に深い感銘を与え、「心のふるさと」として親しまれ、愛されてきた山です。富士山は、多様な自然の豊かさとともに、原生林をはじめ貴重な動植物の分布など、学術的にも高い価値を持っています。富士山は、私たちにとって、美しい景観や豊富な地下水などの恵みをもたらしています。この恵みは、特色ある地域社会を形成し、潤いに満ちた文化を育んできました。 しかし、自然に対する過度の利用や社会経済活動などの人々の営みは、富士山の自然環境に様々な影響を及ぼしています。富士山の貴重な自然は、一度壊れると復元することは非常に困難です。富士山は、自然、景観、歴史・文化のどれひとつをとっても、人間社会を写し出す鏡であり、富士山と人との共生は、私たちの最も重要な課題です。私たちは、今を生きる人々だけでなく、未来の子供たちのため、その自然環境の保全に取り組んでいきます。今こそ、私たちは、富士山を愛する多くの人々の思いを結集し、保護と適正な利用のもとに、富士山を国民の財産として、世界に誇る日本のシンボルとして、後世に引き継いでいくことを決意します。よって、静岡・山梨両県は、ここに富士山憲章を定めます。
 1 富士山の自然を学び、親しみ、豊かな恵みに感謝しよう。
 1 富士山の美しい自然を大切に守り、豊かな文化を育もう。
 1 富士山の自然環境への負荷を減らし、人との共生を図ろう。
 1 富士山の環境保全のために、一人ひとりが積極的に行動しよう。
 1 富士山の自然、景観、歴史・文化を後世に末長く継承しよう。
『冨士山の植生』
日本一の標高を誇る富士山には、2,500m以上の《高山帯》から700m以下の《丘陵帯》まで、見事な植物の分布を形成しています。(標高が100m高くなると気温は0.6度下がります)富士山には静岡県内に生息する植物種(シダ類以上)の約半数近くが分布し、貴重種、重要種とされるものも多種にわたって生息しています。 自然界では草原や森林、そして水辺に生きる小動物、これらを糧として生きる鳥や獣というように、生物や水、土壌などが互いに関わりあいながら、ひとつの生態系を形成しています。このうち、どれかひとつが欠けてもこの自然界のしくみは崩れてしまいます。残念なことですが、富士山の自然は年々減少しつつあります。四輪駆動車やオートバイなどの道路以外への乗り入れによる植生の破壊や、貴重な草花などの心無い採取による減少は悲しいことです。 私たちに美しい風景を見せてくれる富士山の自然を守るとともに、より素晴らしい富士山の自然を育むよう、一人ひとりが真剣に考え行動していく心掛けが大切です。
『宝永火山』
西暦1707年、東南海地方にマグニチュード8.4という巨大地震が起こり、激震と津波によって東海から四国にかけて、甚大な被害を受けました。地震から49日後、その余震も収まらない中、激しい火山性地震を伴いながら、宝永の噴火は始まりました。1707年12月16日午前10時、南東側の山腹をつき破って大爆発が始まると、折からの西よりの風により、軽石や砂が火口の東側一帯に降り注ぎ、たちまち麓の村々を埋め尽くしてゆきました。古文書の記録には、最初は白い灰が、つづいて軽石が降り、やがて熱い石が降って落ちると砕けて燃え上がったと記されています。火口東側の須走村は、3メートルもの火山灰に埋まり全滅。また、今の御殿場市から小山町にかけての村々も、壊滅的な被害を受けました。火山灰は遠く離れた江戸の町にまで到達しています。この噴火によって降り積もった火山灰の量は0.7立方キロメートルにもなる膨大なものでした。火山灰に厚く覆われた御殿場側の斜面は、 300年の時を経た今でも、黒い砂礫の火山荒原が広がっています。噴火の後も土石流などの二次災害が発生し、壊滅した麓の村々が復興するのに、30年以上の歳月を要しました。宝永噴火から約300年間、富士山は静けさを保ってきました。しかし、火山にとってこれはほんの一瞬の休息にすぎません。
冨士山は、みんなの宝物です。
一般的な日本の高山では、森林限界付近にはハイマツが生えていることが多い。 富士山は氷河期を経験していない若い山なので、富士山にはハイマツが生えていません。かわりにいたるところに生えているのが「オンタデ」。富士山でしか見られない植物ではないようだが、あたり一帯に咲いているのは、やはり富士山特有だと思います。 冨士山に登ってみると、植物の分布が目に見えます。遠くから見た冨士山も素晴らしいですが、肌で触れる冨士山も体験してください。